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一歩前進したかも日記 猪突猛進ではなく撤退の道を行きます~ アフィリエイトの記事もあります

純情きらり 舞台は再び岡崎へ

桜子ちゃんが「要らんこと言い」なのは想像がついた。

父危篤で岡崎に戻った達彦を追いかけた桜子。
自分の家ではなく、達彦の家へとまっすぐ向かう。
そこでばったり出会ったのが、かね母さんでなくてよかった。

達彦に出会った桜子は、何か言わなくちゃ、
彼を励まさなくちゃ、彼の役に立たなくちゃ。
そう思って気持ちが舞い上がる。

結局、口に出た言葉は、達彦を励ますばかりか
追い込まれた達彦を責め立てる機関銃となってしまった。

かわいそうな二人。

さて、父が亡くなってお通夜の日。
かね母さんは桜子の焼香を拒む。
「もとはといえば、あんたが達彦をたぶらかして音楽学校へ行かせて
その心労がもとで亡くなったんでしょう」

むちゃくちゃな言い分だが、かねにとっては
突然に伴侶を亡くし、それを受け入れる暇もない状態。
何か誰かに八つ当たりでもしなければ
夫の死を認めることができないのであろう。
桜子には気の毒だけれど、かねの気持ちもわかる。
(でも大人げないわなあ)

さて、来週の予告。
なんと行方をくらました冬吾が岡崎へ。
とんでもない展開だが、なんだか楽しそうだなあ。
どんどん暗い時代へと向かっていく中、
東京にいるよりもこの方が気が楽な展開になるかもしれない。

夢をつらぬく人、現実を見てそちらを選択する人。
その、どちらが偉いわけでもなく、どちらの人生が幸せかとも言えない。
自分の選んだ道を、また「選ぶ」なんてことすら
考えにも及ばなかった当時の大多数の人々の事を思うと
最終的に、その人が幸せだったかどうかは
その人自身が人生の終わりに決めることなんだろう。

杏子がどっしりと自信満々の表情になっていたのが何より。
彼女が一番、いい選択をしたのかもしれない。
戦時中でもしっかり働けるよね>お産婆さん。
by okaeri110 | 2006-06-03 19:59 | 純情きらり