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キヨシと達彦の純情きらり

キヨシかわいそ。

達彦と桜子の気持ちの盛り上げ役にしかならなくて。
かねにまで利用されたけれど
結局はフラれるんだろうなあ。
純情きらきらりキヨシくん。

一方の達彦もこれまた純情で一途。
かなりストレートな性格だというのは
マロニエ荘引っ越しのあたりでよくわかったけれど
桜子のために、桜子のためにって
自分だって才能あると見込まれていたピアノを断念したのに
好きな子のピアノへの情熱だけはかなえてあげたいなんて
いじらしいったらありゃしない。

それにしても
喫茶店なんて儲かるのかしら。
いつも暇そうなのに桜子まで雇い入れちゃって
マスターヒロさん大丈夫?
実は資産家のボンボンなのかも。

先週末の土曜日。
ピアノを売りに出した桜子のところに達彦がやってくる。
「音楽はやめるな」という達彦に
「音楽を断念した気持ちは誰にもわからないよ」って意味のことを言う桜子。

このあたりは、達彦が父のことで実家に戻った時、
桜子が「ピアノの練習しとる?」と聞いた会話と呼応しているのだろう。

あの時こそ、桜子は達彦の重い深い悩みを知らなかった。
だからこそ今、桜子の気持ちを一番よくわかってくれるのは
他ならぬ達彦なのだ、ということを
視聴者に印象づけるシーンとなった。

桜子のことを一番理解してくれるのは達彦。
達彦の言葉は、まるで桜子の亡き父がそっくりそのまま
語っているような、きっとお父さんだったら同じことを言っただろうと
そんな風に思える一言、一言だった。

ただまあ、あんな風に思わずではあるけれど
家の前で抱擁するのは、時代的にちょっと受け入れがたい。

おそらく、このドラマを見る人たちの対象は10~20代として
制作しているのだろう。
30代以降の私たちは、ある程度、戦中の時代背景を
知らないまでもうっすら想像することができるけれど
若い子達は想像すらできないと仮定して
現代ドラマと同じように、道ばたで抱擁(って言葉も使わないよな)したり
ピアノの前でほっぺにちゅってしたり
一般庶民がしょっちゅう喫茶店に入ったりってシーンを
平気で用いているのだと思う。

だから、おそらく上記のシーンに違和感をもつ私は
それらの違和感をえいやっと遠くに投げやって
出来る限りポジティブにこのドラマを見ようと努力している。
所詮は時間に余裕のないTVドラマなのだから。
by okaeri110 | 2006-06-26 10:17 | 純情きらり