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一歩前進したかも日記 猪突猛進ではなく撤退の道を行きます~ アフィリエイトの記事もあります

同じように育ててるんだけどねえ

小学校の個人懇談。

15分刻みで3人を回る。
結構忙しい。

まずは末娘、くるりる。
「学校は楽しいと言っていますか?」と聞かれ
「機嫌よう通ってます」と答える。

「算数は大体できてます。国語もまあこんなものですよ」と先生。
「こんなもの」というのは、「え」と「へ」、「お」と「を」等が
まだ間違えることが多いと私が言ったからだった。

でもまあ、こんなものだろう。
一応、教室や運動場で元気よく遊んでいるらしい。
友達も特定の子べったりではなく
いろんな子と遊んでいるようだ。
(つーか、ただ周囲をぐるぐるまわってるだけの気もするが)
くるりるは先生にとって、可もなく不可もなく、
特別目立つこともなく、地味で普通で気楽な存在のようだ。
それでよいよい。


次は6年生のみっふぃ。
「何かありますか」と先生お決まりのセリフ。
「いいえ」
「そうですよね、こちらからも本当に何もありません。」
と、こちらはお褒めの言葉。

先生は4年生の時も担任を持っていただいたが
シャープなタイプのみっふぃが、高慢にならないか心配してくれていた。
そして私もずーーーーーっとそれが心配だった。
ちなみにおばあちゃんも心配していたらしい。

「でも角がとれてきましたね。周囲もよく見て1人でいる子に声をかけたり
とても楽しそうにみんなとやってますねえ」
と親が号泣ものの先生の言葉。

ねじまがらないように、彼女との確執は我々両親も深く悩み、
その頑固っつーかわがままっつーか「はい」と従えない態度はなぜ、
執拗なほどの「自分が正義」という部分をどうやれば
「周囲との強調、仕える態度」を教えることができるのだと
頭をかかえつつ、今まで育ててきた。

教会で、いつも子ども達を見てくれる愛情ぶかく、献身的な
お兄さん、お姉さんを見てきて、彼女が受けたその愛情によって
きっと、そのお兄さん、お姉さんたちが「仕える喜び、愛する喜び」を持っているのを
心と体でよく理解したのだと思う。

教会という共同体の器に入ることは素晴らしいことだと実感した。



で、トリはめいこ。
先生、「何かありますか」とも聞かず
いきなりテストプリントを差し出す。

「ローマ字が、どうも苦手のようなんです」
……
苦手というより、はなっからできてないんですが、先生。

「実は以前、忘れ物が多いというお話をした時なんですが」
ローマ字のテストで鼻血が出そうになってる私に追い打ちをかける先生。
そうそう、そんな事があった。
計算プリントの宿題をちーーーっともやっていかなかった時だ。
「何度か見ていて、気がついたのですが、割り算の筆算が
どうもよく理解できてなかったようなんです。
それで、教えてあげると点数が上がってきました」

がーん。
じゃ、計算プリントをやっていかなかったのは確信犯か。
私の子どもの時と一緒じゃないよ。
ただ、私と違うのは彼女は、わからないからしていかなかったんだ。
(私は面倒くさいからしなかった。。。。こっちの方が絶対、罪が重い)

がーん、がーん。
そうだったのか、あの忘れ物はADDとかそういうことじゃなく
できなかったんだ。

でもって、できないって事を先生にも
そして親にも言えずにずーっと悩んでいたんだ。

二重のがーん。
うわー親になんか言えないよな、それでなくても常々ガミガミなんだから。
ごめんよめいこ。
しかも、子どもの勉強なんてちーっとも見ていなかったもんだから
こんなひどい事になってるなって、まったく気がついていなかったんだよ。
母は反省したよ。ひどい親だったよ。
ごめんよごめんよ。

「実はめいこちゃん、4年に進級する時の資料では
前年度のクラスで算数はトップだったんです」

がーん、がーん。
そんなに賢かったのか。
て、下から1,2,3番目くらいの成績になってから
そんな事実を知らされたって、ショックが大きいだけなり。

目の前が真っ白になるって、ああいうことを言うのね。
「ローマ字、来週居残りテストしますね。
とりあえず、このプリントは明日直して持って来てください」
「は、はい」

ロボットのようになって帰る母。
先生ったらIDDMの話なんかちーっともしないんだもの。
親も、最初のローマ字プリントでカウンターパンチくらって忘れてた。


家に帰って、さっそく怒らないように
優しく、楽しく、(ギャグを10個くらい交えた、疲れた、芸人でよかった←違うだろ)
ローマ字を教えると、ちょっとやる気を出してくれたようだった。

夕方、外出したついでにローマ字ノートを買ってきてやった。
見るなりものすごく喜んで(普通の地味なノートなんだけど)
やる気満々で自習を始めると
おおお1つくらいしか間違ってない!
めいこ!
あんたやればできるんだよ!

親が怒らなければやる気出すんだよなあ、この子は。
そんなん無理や。
でも、がんばろう。
一緒にがんばろう、めいこ。



こんな三人三様の子ども達ですが
今日も朝からけんかしながらランドセル3つ、
だらだらと学校へ行きました。
by okaeri110 | 2006-07-13 09:33 | こども