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一歩前進したかも日記 猪突猛進ではなく撤退の道を行きます~ アフィリエイトの記事もあります

猫が死んでから、ぎこちない時間を過ごしている。

実際に猫と暮らしてきた母ならいざしらず、
嫁に行ってから、もはや他人となった元飼い主であるのに
猫というものは、一度近しくなってしまうと
なかなかに、その存在は自分の内に存在して離れない。

「死ぬときが悲しいから猫を飼いたくないと言ったんや」
と母は何度も私に言った。
その通りです。
そして、そのつらい看取りを、母に全部まかせてしまった。
ごめんなさい。

でも、母は猫がいたから一人暮らしを乗り越えてきた、と思う。
ほんとにいいコンビだった。

だからこそ、別れがつらいのだけれど。

私は、別れがつらい、というよりも
申し訳なさと喪失感と何もしてあげなかった自分の冷たさと
いろんなものが「後悔」というひとかたまりになって頭の上にある。


猫。
我が家では絶対飼えない代物だ。
犬を飼うことに寛容な人は多いけれど
猫を飼うことには目くじらを立てる人は比較的多い。

室内に猫を閉じこめることが不可能だからだろう。
外に出て、人の庭に勝手に入って糞尿したりするから。
お魚くわえたどら猫とかしちゃったりするから。

都会で猫を飼うことは難しい。
私が田舎で暮らしたかった理由の一つがこれだった。
by okaeri110 | 2006-07-15 21:45 | 日々の暮らし