2006年 07月 15日
猫
猫が死んでから、ぎこちない時間を過ごしている。
実際に猫と暮らしてきた母ならいざしらず、
嫁に行ってから、もはや他人となった元飼い主であるのに
猫というものは、一度近しくなってしまうと
なかなかに、その存在は自分の内に存在して離れない。
「死ぬときが悲しいから猫を飼いたくないと言ったんや」
と母は何度も私に言った。
その通りです。
そして、そのつらい看取りを、母に全部まかせてしまった。
ごめんなさい。
でも、母は猫がいたから一人暮らしを乗り越えてきた、と思う。
ほんとにいいコンビだった。
だからこそ、別れがつらいのだけれど。
私は、別れがつらい、というよりも
申し訳なさと喪失感と何もしてあげなかった自分の冷たさと
いろんなものが「後悔」というひとかたまりになって頭の上にある。
猫。
我が家では絶対飼えない代物だ。
犬を飼うことに寛容な人は多いけれど
猫を飼うことには目くじらを立てる人は比較的多い。
室内に猫を閉じこめることが不可能だからだろう。
外に出て、人の庭に勝手に入って糞尿したりするから。
お魚くわえたどら猫とかしちゃったりするから。
都会で猫を飼うことは難しい。
私が田舎で暮らしたかった理由の一つがこれだった。
実際に猫と暮らしてきた母ならいざしらず、
嫁に行ってから、もはや他人となった元飼い主であるのに
猫というものは、一度近しくなってしまうと
なかなかに、その存在は自分の内に存在して離れない。
「死ぬときが悲しいから猫を飼いたくないと言ったんや」
と母は何度も私に言った。
その通りです。
そして、そのつらい看取りを、母に全部まかせてしまった。
ごめんなさい。
でも、母は猫がいたから一人暮らしを乗り越えてきた、と思う。
ほんとにいいコンビだった。
だからこそ、別れがつらいのだけれど。
私は、別れがつらい、というよりも
申し訳なさと喪失感と何もしてあげなかった自分の冷たさと
いろんなものが「後悔」というひとかたまりになって頭の上にある。
猫。
我が家では絶対飼えない代物だ。
犬を飼うことに寛容な人は多いけれど
猫を飼うことには目くじらを立てる人は比較的多い。
室内に猫を閉じこめることが不可能だからだろう。
外に出て、人の庭に勝手に入って糞尿したりするから。
お魚くわえたどら猫とかしちゃったりするから。
都会で猫を飼うことは難しい。
私が田舎で暮らしたかった理由の一つがこれだった。
by okaeri110
| 2006-07-15 21:45
| 日々の暮らし