the English pride

パパと私が、トムにお金の話をしていた時のこと。
トムが頭の中で、パパの言った日本円をpoundに換算していると
パパが複雑な勘違いをして「今、トムはdollarに換算している」と言った。

「あれ?トムはポンドをドルに交換して、それを今日本円に交換しているの?」
と私は混乱してしまい、さらに
「あれあれ?イギリスってさーユーロだったっけ?」と(もちろん)日本語で言ったら
トムはきっぱりと
「pound! no no dollar,no no Euro」

ありゃりゃ、ごめんなさいまし。

「そうか~イギリスは拒否したんやよね、ユーロ。採用したのはフランスやね」
とこれまたもちろん日本語で言うと、ちゃんと言ってることがわかったらしく
「Yes」と応えてくれたトム。あんた実は日本語知ってるんやろ。

とても親切で私たちをたててもくれる礼儀正しいトムが
今回の会話では、とてもはっきりと「No」と言ったのが印象的だったので
「England pride」と言ったら
もちろんこの言葉は大間違いの英文法なので(恥ずかしいよわたし)
「English pride」
とただしてくれたのだが、とても実感がこもっていた。

日本人には、イギリスよりアメリカからの英語情報が多いので
外国人=アメリカ人という思いこみが多くの人にあるし
英語をしゃべってるとアメリカ文化を予測して対応することが多いと思う。

しかし、トムを見ているとイギリス人はあくまでイギリス人だと思った。

昨夜も紅茶を入れる準備をして、「お茶を飲むか」と聞いたら(ちゃんと英語で聞いたぞ)
「I'm ok,thank you」と言った。
断るかと思ったのに、飲むのね、と思って入れようとしたけど
飲みたい雰囲気に見えなかったので、もういちど
「ええと、飲むんだっけどうだっけ」と今度は思いっきり日本語で聞くと(そうなるよ実際)
「I'm ok,thank you」と言いながら手でいらないというジェスチャーをした。

不思議な顔をする私に、
「英国人は、何かいるかと聞かれて欲しい時もいらない時も
『I'm ok,thank you』と言う。ニュアンスを変えてyes,noを伝える」と
もちろん英語で話し、わかるように用例を加えて説明してくれた。

えー、それじゃ日本人と一緒やん。
英国人ってそんなニュアンスを持ってるの?
思わず
「American は no is no,yes is yesやで」と言うと(まあこんな会話です)
頷いていたけれど、英国人は違うらしいよ。

こういうときも、彼の愛国心を少し感じさせる。
単語もアメリカ英語と違うものがよくあるし、アクセントも違う。
そういう時は、さりげなく違いを教えてくれる。

別に彼はアメリカを嫌っている風でもないし、
むしろどの国に対してもオープンハートになっていると思う。
それでも感じるのだ、ジョン・ブル精神。

飲み物にしても、私はコーヒーが好きなので
一応トムにもコーヒーか紅茶かと聞いたりする。
ソフトドリンクはなんでも大好きなくせに
コーヒーは飲まない。
「Tom is Englishman ,tea」と言う。

我が家はクーリッシュ(チュアブルタイプのアイスクリームね)が
大好きなので、冷凍室に入れてある。
くるりるが自分のを食べる時に「トムにも持って行く」と
バニラではなくカプチーノを持って行くと
「Thank you」と喜んで受け取った彼だったが
少しして顔を曇らせて、バニラと交換しにいったようだった。
そこまで嫌いだと思っていなかったのでおかしかった。
でも、コカコーラは飲むんだよな。若造。

こんな風に、言葉が通じない中でありながらも
文化の話や政治経済の話もできてしまう、ホストファミリーはお得です。
しかし、こんな語学力でよく会話が成り立っているもんだな。
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Commented by piyo(・。・) at 2006-09-28 00:00 x
なんか笑える。楽しそう。トム、いいよね(^-^)♪


Commented by okaeri110 at 2006-09-28 00:19
そのトムですが、まだ帰ってきません。
何とか無事に地下鉄の最終に間に合いますように(祈)

なんだか急に年頃の息子を持ってしまったので、
ちゃんと帰宅できるまでやきもきしますだ。

トム、ほんまにええ子です。でも、英語教師になるとハードプラクティスです(笑)
ただいま、LとRの発音で宿題出されている私でした。
自分が日本語で苦労してるからってさ。ちくしょう(笑)
by okaeri110 | 2006-09-27 14:58 | 日々の暮らし | Comments(2)

今はとにかく、猪突猛進、決して後ろを振り向きませんのだ


by okaeri110
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