イギリス人のねじまがり具合

昨日、IDDM患者会の親睦ドッチボール大会をした。
場所を提供して、一緒に遊んでもてなしてくれたのは
某高校の吹奏楽部だった。

素敵なお兄さん、お姉さん達が一生懸命、子ども達の相手をしてくれて
一緒にドッチボールをやってくれて
最後に素晴らしい演奏とマーチングを聞かせてくれて
手書きのお手紙を入れたお菓子の小袋を1人1人に渡してくれた。

子ども達は、遊んでもらってありがとうと笑顔いっぱいだったけど
もてなしてくれた高校生のお姉ちゃんの多くは
涙で目を真っ赤にしていた。

私も音楽で感動し、会ったこともない私たちにこんなにも
精一杯のもてなしをしてくれたことに感謝の思いでいっぱいだった。

帰りの車の中で「感動したねえ」と言うと
一緒に行ったトムが「感動したけど、なんで泣いていたのか不可解」と言った。
「え、感動したからだよ」
「でも彼ら高校生と子ども達は初めて会った人たち同士。
どうして泣かないといけないの?」
うーん。

家に帰ってから再びその話題になった。
「えとね、日本人はね、行間を読むの。
高校生のあの人たちは、私たちのためにいっぱい準備して
心込めてもてなしてくれて、いっぱいいいものを与えてくれようと
必死にがんばってくれた。それがわかったから感動して、
高校生達も、がんばった分、感動したんだよ」
という意味のことを言いたかったのだが、通じたかなあ。

「イギリス人は映画を見て泣かないの?」と聞いてみた。
例に出すためにお互い知っている映画…と思って
「たとえば『ナルニア国物語』で、アスランが死んだ時、私は泣いた」
と言うとトムは大笑い。こら待てや。
「そして、アスランが復活したのを見て、また泣いた」
と言うと、大爆笑された。怒るでしかし。

もう一つ、パパがスターウォーズを例に出した。
「ダースベイダーとルークが戦った時、ダースベイダーが
『私はあなたのお父さんだ』と言った時、観客はみんな泣いた」
と言うと、もう涙を流さんばかりに大笑い。

こんな輩が「冬のソナタ」なんぞを見たら爆笑の渦で
過呼吸になるのかもしれない。

トムは「イギリス人は客観的にものを見る。シニカルでユーモアがある」
と言うんだけれど、
「それはひねくれてるからだよ。ノーストレイト。
ラグビーのルールみたいに前に投げちゃいけないなんてひねくれすぎ。
しかもラグビーのボールは楕円形でまっすぐ飛ばない。
ひねくれるにもほどがある」
と言った。

もちろん、そんなスラスラと英語が出るわけもなく
適当にそんなことを言ってみたんだけど
さすがにひねくれ男・トムはよく理解したようで喜んでくれた。
(面と向かって悪口を言うと喜ぶのだな)

私がイギリスを好きな理由が一つわかった。
「マルクス・ブラザースは好きやで」と言っておいた。
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by okaeri110 | 2006-11-06 16:08 | 日々の暮らし | Comments(0)

今はとにかく、猪突猛進、決して後ろを振り向きませんのだ


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