2007年 11月 26日
ヤング公開セミナー~ニコール・ジョンソンさん
みなさんUPされると思うので、もうわたしはいーやぁ。
とずぼらなことを考えたけれど、内容が充実していたので忘れないうちに。
ニコール・ジョンソンさん。
もうすぐ2歳になるお人形のようなお嬢さんをお連れでした。
ニコールさんが発症したのは、奇しくも15年前のこの週末だったそう。
その時、彼女は周囲にこう言われたそう。
「もうあなたは結婚できない。大学も卒業できない。」
彼女がミス・バージニアに挑戦した時も
「あなたは選ばれない。」
でも、彼女はミス・バージニアに選ばれた上、ミス・アメリカをも制した。
ミス・バージニアコンテストの前夜、彼女は低血糖昏睡になったそうだ。
しかし、彼女には夢があった。ミス・アメリカに選ばれる目的があった。
CSIIを着けた状態で(なんと足のソックスに本体を装着させていたそう)
ウォーキングをし、笑顔をふりまき、そしてティアラを手にした。
それから8年後、彼女は結婚し一児の母になっていた。
彼女は「まず精神面を鍛えた」と言った。
糖尿病という壁があり、それを乗り越えるために必要な精神面。
「あなたは何者にもなれない」とネガティブな言葉を投げかけてくる人がいた中
彼女が立ち上がることができたのは、彼女の大切な人たちが
きっと「あなたは大丈夫」と声をかけ続けてきたからだと思う。
そういう話はしなかったかれど、きっとそうだと思う。
彼女が根本的に前向きに生きられたのは
そうやって自分を受け入れてくれる、そして夢を与えてくれる存在が
あったからなのだろう。
そうして積極的に生きる彼女は、病気についての情報も大切だし
治験にかかわることも自分のモチベーションを保つのに役立つとまで言う。
妊娠時には1日12~15回の血糖値測定をしたそうだ。
血糖値を100に保つための最大限の努力。
ちょっと考えただけで大変なことだったろう。
彼女のようにしっかりと病気を受け入れ、かつ周囲に愛されていると
実感できる人は、IDDMになっても生きていける。
しかし、あまりにも否定的なことばかりを投げつけられ
周囲から受け入れられない状況が続いている人に
「ニコールさんのようにがんばれ」というのは酷だ。
発症して最初に耳に入る言葉。治療法。周囲の反応。
それらが本人に与える影響は大きい。
首を絞められて「深呼吸してさっさと空気をすいなさい」と言われているようなものだ。
私たちは、そんな人たちがニコールさんのように
十分な愛情を与えられ、受け入れられ、
正確な病気への理解と療養方法を教育され、
それを実践できるためのフォローも与えられるようにしたい。
どのように助けられるかわからないけれど。
ちゃんと自分で空気を吸えるようになること。
その助けをしたい。
とずぼらなことを考えたけれど、内容が充実していたので忘れないうちに。
ニコール・ジョンソンさん。
もうすぐ2歳になるお人形のようなお嬢さんをお連れでした。
ニコールさんが発症したのは、奇しくも15年前のこの週末だったそう。
その時、彼女は周囲にこう言われたそう。
「もうあなたは結婚できない。大学も卒業できない。」
彼女がミス・バージニアに挑戦した時も
「あなたは選ばれない。」
でも、彼女はミス・バージニアに選ばれた上、ミス・アメリカをも制した。
ミス・バージニアコンテストの前夜、彼女は低血糖昏睡になったそうだ。
しかし、彼女には夢があった。ミス・アメリカに選ばれる目的があった。
CSIIを着けた状態で(なんと足のソックスに本体を装着させていたそう)
ウォーキングをし、笑顔をふりまき、そしてティアラを手にした。
それから8年後、彼女は結婚し一児の母になっていた。
彼女は「まず精神面を鍛えた」と言った。
糖尿病という壁があり、それを乗り越えるために必要な精神面。
「あなたは何者にもなれない」とネガティブな言葉を投げかけてくる人がいた中
彼女が立ち上がることができたのは、彼女の大切な人たちが
きっと「あなたは大丈夫」と声をかけ続けてきたからだと思う。
そういう話はしなかったかれど、きっとそうだと思う。
彼女が根本的に前向きに生きられたのは
そうやって自分を受け入れてくれる、そして夢を与えてくれる存在が
あったからなのだろう。
そうして積極的に生きる彼女は、病気についての情報も大切だし
治験にかかわることも自分のモチベーションを保つのに役立つとまで言う。
妊娠時には1日12~15回の血糖値測定をしたそうだ。
血糖値を100に保つための最大限の努力。
ちょっと考えただけで大変なことだったろう。
彼女のようにしっかりと病気を受け入れ、かつ周囲に愛されていると
実感できる人は、IDDMになっても生きていける。
しかし、あまりにも否定的なことばかりを投げつけられ
周囲から受け入れられない状況が続いている人に
「ニコールさんのようにがんばれ」というのは酷だ。
発症して最初に耳に入る言葉。治療法。周囲の反応。
それらが本人に与える影響は大きい。
首を絞められて「深呼吸してさっさと空気をすいなさい」と言われているようなものだ。
私たちは、そんな人たちがニコールさんのように
十分な愛情を与えられ、受け入れられ、
正確な病気への理解と療養方法を教育され、
それを実践できるためのフォローも与えられるようにしたい。
どのように助けられるかわからないけれど。
ちゃんと自分で空気を吸えるようになること。
その助けをしたい。
by okaeri110
| 2007-11-26 09:54
| IDDM