今はとにかく、猪突猛進、決して後ろを振り向きませんのだ


by okaeri110

夢の島バラード by ザ・クロマニヨンズ

ライブに行くのにまだ“CAVE PARTY”を聞いていないことに気がつき
あわててレンタルして聞いております。

1ndより日本語に近づいてくれたなあ、助かったなあ(笑)
一番おおっと動揺した曲は“悲しみのロージー”だけれど今日はこっち。

曲を聴く前から、ミクシィのライブ感想なんかを見ていると
“夢の島バラード”で泣いちゃいましたぁ~
発言が多かったので、何となく曲調とか想像していた。
おそらく、ブルーハーツから延々と続く大衆一同が
ヒロトに求めているのが、こういうメロディでこういう歌詞であるのだろうと
思いつつ、どれ聞いてみるかと歌詞を見ながら腰を据える。

で、気がついた。もうブルーハーツの歌をヒロトは歌わないだろうということ。
今さらですか、すみません。
私自身、ブルハは90年くらいを最後にCDを買っていないし
ハイロウズにおいては一枚も知らない。
一曲も知らない、と言ってもウソにならないかも知れない。
(楽曲を耳にしたことがある、と言う程度なので)

ヒロトがどんな変化をとげてきたのか経過を知らないまま
だからこそ、坊主頭のヒロト、まだ岡山弁丸出しだった頃のヒロトから
現在のヒロトの間にどれだけの変化を感じたのか書いてみる。

ビリ ビリ ビリ
うそでなし ビリ
ゴミであり ビリ
ビリ ビリ ビリ
うそでなし ビリ
バラードが 炸裂だ


なんということだと思った。
かつて「どぶねずみ」を「美しい」と言ったヒロトが
ゴミの街、夢の島を歌いながら
きっぱりと、それを「ゴミ」と言い切る。
ゴミであり、ビリであると。
うそじゃないよ、あんたはビリでゴミだよ、と。
美しいなんてひと言も言ってやしない。
励ます言葉さえもない。
ただ歌を歌うだけ。

さあ、ここだ。
ゴミはゴミなのだ。
ゴミそのものが美しくなるはずもない。
ゴミを宝石に変えることなんて、人間にはできやしない。

ヒロトは、ここにきてそれを認め、受け入れるように歌う。

今夜 夢の島 ムード悪くなし
スケジュールなし ただここにあり


夢の島を、ゴミを、ビリっけつの存在をそのままにして受け入れる。
「俺が言ってやる、がんばれって言ってやる」なんて力まない。
夢の島で心地よく過ごすんだ、誰に強いられるでもなく。


自分のことをろくでなしで、ちっぽけな役立たずの上、
人に迷惑をかけている存在だとどれだけの人が
この日本で思って暮らしているだろうか。
形だけの綺麗な言葉で動かされないほどに、その心は固まり動かない。

あなたは綺麗ですよ、価値のある存在なのですよと、
その言葉が真実に裏打ちされていなければ絶対に人に届かない。

その限界を超えるために、ヒロトは「それはゴミだ」とはっきりと歌う。
「そしてそれは悪くないね」と。
(「それ」を「あなた」にしてもいいです)
ここでまったり過ごすのもいいね、とバラード(じゃないよなあこの歌)を歌う。
人間が人間の力でできるギリギリの愛ある言葉だと思う。

やはりヒロトは今でも、ヒロトなんだなあと思い知らされた。
21年前のライブハウスで初めて聴いた時の衝撃は嘘じゃなかった。
ライブが楽しみだなあ。
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by okaeri110 | 2008-01-09 16:30 | 日々の暮らし | Comments(0)