秋のお出かけ~尾道

ベタな小旅行をしたかったのです。

私が二十代の頃、あんなところは女(おんな)子どもの行くところだ、と上から目線の旅行通の人々が倉敷美観地区をなじっていた。
ちょっと古い景観とお土産物ばっかりが並んでいる小さな通りがあるだけだ、そこをきゃっきゃと若い女の子たちがごちゃっといて写真を撮りまくっている、原宿と変わらないという由。
そうか、倉敷は行ってもつまらないのかと思ったのだが、どれだけ上から目線の人々が軽蔑していても、実際行ってみて「え、見る所これだけ?」と思ったとしても、なんとなーく魅力を感じていた。
なんといっても私は漆喰の壁が好きなのだ。
いいよね、いつか行ったって。
そう心に秘めながら30年、やっとですよ。 

その割にはあまり下調べをせず出かけたのだが、二日間で美観地区のみ、というのは時間が相当余る、ということを忠告いただき、一日目は尾道に足を伸ばすことにした。
尾道。特に映画ファンでもないので、わりとフラットな気持ちで降り立った駅は可愛らしく、海がすぐそばだった。
向島の造船所がすぐ向かいにあり、漁港でない港を見るのが新鮮。
この日はCreemaのマーケットが開かれていて、たくさんの作家さんが直売されていた。
Creemaこちらです ↓
https://www.creema.jp/
少しのぞきたかったけど、ここで時間をとったらどこにも行けなさそうだったので断念。

お昼時だったので、檀一雄が絶賛したという朱華園へ。
電車から、なんかあそこだけ行列つくってる!なに?と話していたのだが、実はそこが朱華園だった。
中華そばというメニューの通り、醤油ラーメンで食べやすい味。
麺が太めで黄色でコシがある。
でも、普段そんなに店のラーメンを食べに行くことがないので、完食すると油が重かったのか、この日はちょっと具合が悪くなった。
中年のおばちゃんが体調気にせず食べるからだね。
ラーメン好きの方はきっとそんなことはないはずなので、是非行ってみてください。

商店街をぶらぶらしながら千光寺ロープウェイに乗る。
これが情緒あって。
きっとロープウェイを作った頃は、こんなに人がいっぱい乗るとは考えてなかったんだろうね。
乗り場までのアクセスがとてもか細くて、少しずつ移動するから、結構待たされる。
3歳くらいのお子さんが待ちきれなくて泣いてしまった。
出発のベルが録音ではなく、一生懸命ベルベル~っと鳴っていて可愛らしかった。

乗ってしまうと窓が全開で、ええーっ視界クリアー!!こんなロープウェイないわ!気持ちいい。
くだんのおこさん、さっき泣いたカラスできゃっきゃ笑っている。
なんて素敵な乗り物だろうね。

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たどり着いたところは千光寺。
お天気がよくて、のどかで気持ちいい~。
降りながら、いろんな見所がある。
降り口は一つではないので、ケーブル駅で配布されている地図を見ながらぼちぼちと下山。

尾道は穏やかな気候で人生の終わりに居を構えたいという気持ちになる人も多いようだ。
ほんとに気持ちが良くていろんな著名人が終の棲家にしたくなったのもよくわかる。

途中にあった古ぼけた三重の塔。
なんてことなく見ていると、なんとなんと室町時代(1370年代)に建立したとか。
その歴史の横に気持ちよさそうに眠る猫、無敵。
見事な保護色よ。

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このあたりの猫は観光客の目当てにもなっていて、人が来ても逃げない。
あちこちで猫を見つけてきゃっきゃと写真を撮る人達が引きも切らないため慣れているのだろう。
ゆっくり寝たいだろうにごめんよー。と私もパシャ。

猫にちなんだ雑貨店、アートギャラリー、カフェなどが点在しているのをぶらぶら見ながら下山。
JR線路沿いのカフェでひと休み。

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若いお兄さんが切り盛りしていたので「地元の方ですか?」と聞くと「鳥取です。夫婦でやっていますが現在妻が産休中で、軽食程度しか出せなくて」と申し訳なさそうに話してくれた。
古民家カフェ、バーは今回の旅行でたくさん見てきたが(むしろ新しい家屋に入っていない)こんなに意欲的な若い人達がたくさんいて、それぞれが成功できているならいいなあと思った。
このカフェも心地良かったので是非続いてほしいです。がんばってください。

こんな感じでぶらぶらしていると、あっという間に夕暮れに。
そろそろ倉敷に行く時間である。
おまけのつもりで行った尾道だが、天気もよかったせいか心地良くてのんびりできた。
行って良かったし、次回はしまなみ街道をサイクリングという海コースもチャレンジしたいと思った。
倉敷編、また次回に。いつになるかわかりませんが。




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by okaeri110 | 2017-11-28 10:37 | 日々の暮らし | Comments(0)

今はとにかく、猪突猛進、決して後ろを振り向きませんのだ


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