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一歩前進したかも日記 猪突猛進ではなく撤退の道を行きます~ アフィリエイトの記事もあります

ひとの悩みを聞いたら…

友人たちとおしゃべりをしていて、ふと、めいこの1型糖尿病について
話題がおよぶことがある。
そういうときは、さらっと話すようにしているのだが
たまに詳しく説明をする状況になる。

わたしは、そんなに苦労しているとか負担に感じているわけではないから
彼女たちにしんどい話をして、慰めてもらおうとは思わない。
しかし、1型の啓蒙活動という点で、必要なときには
適確な説明をしようと思っている。
(めいこのためにも、めいこの後に続く子ども達のためにも)

目の前の友人のお子さんが病気だと聞くと、普通の人だったら
「大変だね」と言う流れになりますよね?
大変なときも、もちろんあるので「ありがとう」みたいな答えをすると
こんな風に慰めようと(?)話す人が時々いる。
「わたしの知り合いの○○さんのお子さんも、△△という病気でね」
というような話題。

なんというか…慰めようとしてくれているのだと思うが
逆にこちらが「○○さん大変だね。よくやってるね」と
会ったことのない○○さんの心配をしなくちゃいけなくなって
よけいに疲れてしまうことがある。

よく相談しようと話しかけた相手が
「わたしもそうだったのよ」
と延々とその人の苦労話を話してくださる場合があるが
それに似た感覚である。
逆に相談しようとした相手のことを
「よくがんばったね。すごいなあ」とほめたり励ましたりして
「私も頑張るわ、ありがとう」と言って別れたあとに
どーっと疲れが押し寄せるというような。

人に適確に声をかけるというのは本当に難しい。
友人達も決して悪気で言っているわけではないと思うのだが
相手の気持ちをおもんばかるというのは
大変難儀なことなのだなあと思う。

そういうわたしも、どれだけ知らずに人を傷つけたことだろう。
時々ああ、あの時もしかして、と思いいたって
後悔で眠れなくなるときがある。

で、いろいろ後悔し、反省した上で導き出したこと。

○自分のことを例に出すのは具体的でわかりやすいけれど
 簡素に要点だけを話す。自分の武勇伝にならないように。

○人の痛み(体の痛みも心の痛みも)を他人と比べない。
 あなたなんてまだまし、という考えはしない。

○どうして相手がそう発言したのか、その理由を考える。
 それに張り合おうとする必要はまったくない。
 ないどころか、非常に愚かなことである。


問題は自分も話したい時、つまり対等な場合だよね。
相手のきつい話ばっかり聞いていたら自分を出す機会もないし。
そこは、やはり相手との関係性、その日の相手の様子をみながら
考えていくことが大事になってくる。
あんまりため込んでもいけないしね。

1型についての悩みは、同じ1型の方、家族の方同士で
話をできるので大丈夫。
そういうつながりができていることに感謝である。

でも、つながりのない人も絶対にいるわけで
そういう人につながりを作れる、ということを
知らせていくことができれば、とやはりそれを考えてしまう新年でした。

あぁ、頭つかったので熱でそうです。
by okaeri110 | 2009-01-06 18:55 | 日々の暮らし